カメジョイントは次世代型の管端つば出し管継手です。
JIS10kフランジとボルトピッチを共通化しているので、JIS10kフランジと接合が可能です。
あらゆるメーカー様の管端つば出し加工品、市販のラップジョイントにも使用可能です。
製造サイズは65A~300Aまで取り揃えています。
JIS10kフランジと比べ、半分のボルト本数で施工できます。
半根角ボルトの採用により、スパナ1本で締め付け可能。施工時間が大幅に短縮されます。
セルフシール形ガスケットの採用により、トルク管理・増し締めが不要です。
フレア加工のつば径は、WSP071規格の規定寸法に合格しているか確認してください。
また、つばのシール面は、有害な凹み、突起、傷などが無く、平滑かを確認してください。
つば径寸法(JIS10K)WSP071-2009抜粋
※1:つば径の許容差は、全サイズ-3mm、+はボルト穴内径まで。
※2:1種を標準とし、2種はウエハー型の弁との接合用に用いる。
ルーズフランジは、面取りしてある方がつば側になるように挿入してください。(サイズ表示がしてある面を外側に向けてください)
ルーズフランジはフレア加工前に管に挿入しておく必要があります。
ガスケットを保管する際は、以下の点にご注意ください。
1)積み重ね保管や、重量物をガスケットに載せないこと。
2)火気や直射日光を避けて保管すること。
3)ガスケットには、鉱物油などをつけないこと。
ガスケットに砂やゴミなどが付着していないか確認してください。
また、ガスケットのシール面に有害な切り傷や凹みがないか確認してください。
ガスケット断面図
ボルトは右記下記のボルト選定表より管の口径にあったサイズを選んでください。
ボルト選定表
ルーズフランジとガスケットをセットする際は、以下の手順で作業を行ってください。
1)つば出し管に挿入された両サイドのルーズフランジをつば部に引き寄せます。
2)ガスケットがつば出し部の中心にセットされるように、ガスケット補強リングの2ヶ所に必ずボルトを通します(右記下記「ガスケットのセット状態確認図」を参照)。
3)全部のボルトを手締めで軽く締めて、ガスケットをつば出し部の中心にセットしたら、ボルトを締め付けます。
4)ボルトは従来のフランジと同様に均等に締まるように締め付けます。
ボルト4本の場合は、対角の位置を数回に分けて交互に締め付けます(右記下記「ボルトの締め付け順序例」を参照)。
ガスケットのセット状態確認図
ボルトの締め付け順序例
ガスケット補強リングとルーズフランジの押さえ面が完全に密着し、ガスケットが外から見えなくなれば締め付け終了です。
1)ガスケット接続には潤滑剤やシール剤は一切不用です。潤滑剤の種類によっては、ゴムが劣化することがありますので、使用しないでください。
※初めてカメジョイントを施工されるお客様の場合、ご希望により随時、施工説明会を実施させていただきます。
2)メッキ鋼管のフレア加工時につば部シール面にメッキの割れ、剥離が発生した場合には、ローバルなどで仕上処理せずに、必ずヘルメシールV-30(弊社推奨)で仕上処理してください。また、配管施工時、つば部シール面にはペーストを塗布しないでください。
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